手術についての説明です

抜爪手術について
   この手術は 日本ではあまり行われていませでした。私も この地で開業するに当たり 初めて 外務省の方の紹介で 外人の方から希望のお話がありました。調べてみると 猫のなるべく痛みの鈍い時期に前肢の爪にするケースが多いようでした。目的は家具等の爪とぎを防ぐためが多いようでした。その為 私の趣旨とは反するため 当初はすべてお断りしておりました。  ところが ある時初めに飼っている老齢猫を 新しく拾った猫が 家人が留守の間に いじめている事が判りました。初めに隔離を勧めましたが。非常に大きな声で鳴いて近隣から苦情が来てしまいました。次に去勢手術や内服薬などで努力しましたが やはり効果が無く 里親を見つけるように相談しましたが 見つからず 安楽死を望むようになってきてしまいました。そこで 爪を取る手術を相談の上することにしたのですが より苦痛を少なくするため調べましたら金属刃で切除をすると非常に多くの出血とグローブのように腫れる事が判り それを改善するためアメリカではレーザーによる切除が主流になっていることを知り その方法を試してみました。驚いたことに まったく腫れずに 出血も少なく術後1日、2日で普通に生活できたことです。猫のほうも至極 平穏に生活できるようになりました。 抜爪というだけで全く否定だけしていてはいけないカも知れませんね